2012年12月14日金曜日

テレクラの入口

かれこれ、4ヶ月ぐらいビジネスホテルと現場の缶詰になったかな。そういう極限状態になると、傷を追った犬がお互いの傷を舐めあうという喩えのように、全く知らない奴でも、一緒に仕事して苦労を分かち合った仲間とは打ち解けてくる。
その中の一人、通称、「山さん」とは、特に仲が良かった。お互い、独身で、彼女も居なかったからだろう。後から、山さんに彼女はいないというのは大うそであったことに気付くんだが。
さて、やっとの休みの日曜日、10時ごろにホテルの電話が鳴る。誰かと思ったら、山さんだ。お互い見知らぬ土地に居るのだから、何も予定があるはずもない。とりあえず町へ行こうぜってことになった。