2012年12月24日月曜日

俺がテレクラに行ったわけ

山さんは俺を町へ連れて行った。何の変哲も無い地方都市だ。そこで、スポーツ新聞を片手に持った山さんが俺に向かってイヤらしい笑みを浮かべた。
「ココに行こうぜ。」
新聞の広告には「テレクラ」と書いてあった。恥ずかしながら、テレクラなるものを俺は知らなかった。正直に山さんに聞くと、丁寧に教えてくれた。
彼氏のいない女の子がデートの相手を求めて電話をかけて来るんだそうな。そして、その電話をとって、その子と話をする。お互い話をしてフィーリングがあったら、どこかで会う約束をするのだ。もともと男が欲しくて電話をして来る子が多いから、即日ホテルまでは珍しく無いそうな。
こうやって、俺のテレクラ通いが始まったのだ。